地域医療連携室

(最終更新日:2025/5/9)

・紹介予約について   ・地域医療連携室のご案内

・今月( 4 月)の連携ニュース   ・連携実績     ・過去の連携ニュース

紹介予約について

紹介患者さんの外来診療予約について

当院では、地域医療連携推進の一層の実効を図るため、
紹介患者さんのFAXによる「受診予約・検査予約」を行っています。

予約方法

① 「受診予約申込票(診療情報提供書)」、「検査予約依頼票」のFAX送信をお願いします。
※当院専用の受診申込票がございますが、紹介元医療機関さまで
 ご使用になられている様式でも予約できます。
 診療情報提供書には氏名、フリガナ、生年月日、性別、住所、電話番号、
 受診希望日、保険情報を明記していただきますようお願いいたします。
※当院専用の受診予約申込票・検査予約依頼票は、当院ホームページの
「診療科・部門・センター」/「地域医療連携室」/「紹介予約について」からダウンロードできます。

② 折り返し「受診予約受付票」、「検査予約受付票」をFAX送信いたします。
※ご希望の日時で予約をお取出来ない場合や、返答にお時間がかかる場合にはご連絡いたします。

③ 患者さんには「受診予約票(受診者用)」、「検査予約票(受診者用)」をお渡しいただき、
 受診日・検査日に当院受付へ提示くださるようお伝えください。

 お問い合わせ先 地域医療連携室

専用FAX 0143-47-4305

直通TEL 0143-47-4304

夜間・休日の救急対応につきましては下記専用ダイヤルまでお願いします。
救急専用ダイヤル 0143-47-0990

 

 「受診予約申込票」「各種検査予約依頼票」がダウンロードできます

受診予約申込票 PDF:327KB Excel:80KB
各種検査予約依頼票 PDF:198KB Excel:87KB
造影CT・MRI検査依頼票 PDF:220KB Excel:85KB
経食道超音波・トレッドミル検査依頼票 PDF:151KB Excel:54KB
消化器内視鏡検査依頼票 PDF:186KB Excel : 101KB
胃内視鏡説明書・同意書 PDF : 158KB Word : 18KB
大腸内視鏡説明書・同意書 PDF : 144KB Word : 19KB

 

「PET-CT検査依頼票」「PET-CT検査の注意事項等」がダウンロードできます

PET-CT検査依頼票 PDF:167KB Excel:83KB
検査の流れ及び注意事項等     PDF:733KB

 

地域医療連携室のご案内

地域医療連携室では、地域の先生方と当院の連携窓口として、
主に前方連携に関する業務を担当しております。
具体的には、ご紹介いただく患者さんがスムーズに受診できるよう事前調整を行う
「事前外来予約」や、「受託検査予約」、「セカンドオピニオン」に関してのご相談、
ご予約なども行っております。

<業務の内容>
1.外来診療の事前手続き
2.放射線科・内視鏡室・臨床検査科等への検査予約
3.症状の安定した患者さんを地域の先生に紹介(逆紹介)
4.セカンドオピニオンの相談・予約窓口
5.地域医療ネットワーク『スワンネット』申込み窓口 (スワンネット北海道について)

 

受付時間 平日 9:00~17:00
TEL直通 0143-47-4304
FAX①専用 0143-47-4305
FAX②専用 0143-48-2129
担当 笹井、篠川、笠井、赤間、鈴木

今月( 5 月)の連携ニュース

耳鼻咽喉科 ドクターメッセージ

常勤医2名に増員し診療体制強化
「頭頸部腫瘍手術に力をいれております」

耳鼻咽喉科 科長
 はまだ  せいじろう   
浜田 誠二郎
【認定医など】
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会専門医・指導医、日本頭頸部外科学会、頭頸部がん専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医

▶耳鼻咽喉科のご紹介
当科は2024年4月から常勤医体制となり、2025年4月から常勤医2名に増員となりました。口蓋扁桃摘出術や内視鏡下鼻副鼻腔手術などの一般的な耳鼻咽喉科手術はもちろん、頭頸部の悪性腫瘍手術(甲状腺も含む)にも対応可能です。今回は甲状腺腫瘍に関してお伝えさせていただきます。

▶甲状腺癌に関して
2020年の我が国の甲状腺がんの罹患者数は16,427人(男性4,509人、女性11,918人)で、10万人あたりの罹患者数は13.0人(男性7.3人、女性18.4人)と報告されております。2023年の死亡者数は1,894人であり、罹患者数、死亡者数ともに緩やかな増加傾向です。甲状腺癌の大部分を占める乳頭癌は、基本的に予後良好な癌ですが、進行した場合は肺や脳へ転移することもあり注意が必要です。また、未分化癌は稀な疾患ですが、罹患すると有効な治療法が無い極めて予後の悪い癌です。極めて稀ですが、乳頭癌が経過中に未分化癌に変化する(未分化転化)という報告もあります。したがって、甲状腺に腫瘍性病変を認める場合は、良悪性の判別のために必要に応じて穿刺吸引細胞診などの精査が望ましいのと、定期的な画像検査を行い大きさや見た目に変化がないか確認することが重要です。

▶当院での甲状腺腫瘍に対する対応
甲状腺癌の早期発見には頸部超音波検査が有効です。他院の触診で甲状腺部に硬結を触れた、PET-CTで甲状腺に集積を認めた、などで紹介された場合、まずは頸部超音波検査を行います。また、甲状腺腫瘍のある方は甲状腺機能に異常をきたしている場合もあるため、甲状腺ホルモン値を採血で確認します。
頸部超音波検査、甲状腺ホルモン採血、診察(頸部触診は重要です)を行い、必要な症例には穿刺吸引細胞診検査(FNA、もしくはFNACと呼ばれます)を行います。
FNAで癌と診断された症例、癌を強く疑う症例に対しては、頸胸部造影CT検査を行います。

▶甲状腺腫瘍、甲状腺癌の治療
良性の甲状腺腫瘍であっても4cmを超える症例や増大傾向にある症例、気管を圧排している症例などは手術が推奨されます。甲状腺癌と診断された場合、1cm以下の微小な乳頭癌で特定の条件を満たす場合は手術をせず慎重に経過観察する場合もありますが、多くは手術を行います。原発の進行度、転移の状況を加味して甲状腺部分切除(葉峡部切除)もしくは甲状腺全摘術を選択します。頸部リンパ節転移を伴う場合は頸部郭清術も併せて行います。基本的に遠隔転移がある場合でも手術が第一選択となります。遠隔転移症例や残存が疑われる症例に対しては術後に放射性ヨウ素内用療法を行います(現在道内では大学病院でのみ実施可能となっております)。上記治療に抵抗性の症例に対しては、分子標的薬治療を行います。近年分子標的薬の進歩は凄まじく、様々な有効性のある薬剤が適応となっております。当院にてがん遺伝子検査および分子標的薬治療の実施可能です。また、腫瘍以外にも、保存加療に抵抗性のバセドウ病に対する手術も当院で実施可能です。

▶術中神経モニタリングシステム
甲状腺手術の際に懸念される合併症として、反回神経麻痺が挙げられます。反回神経は、甲状腺の両脇、気管との間に走行している声帯の動きを調整する神経で、手術操作によりこの神経の麻痺を生じると声のかすれ(嗄声)や嚥下機能低下が起こります。術前から麻痺を来している症例や、術中癌が明らかに神経を巻き込んでいる症例は切断して神経再建を行いますが、そうでない症例は反回神経の温存を図ります。その際、神経の走行を確認するために有用な機械が「術中モニタリングシステム(NIM Vital)+ ENGチューブ(電極を内蔵した挿管チューブ)」です。当院は最新の製品を導入しており、より確実に反回神経を温存することが可能となっております。

▶甲状腺腫瘍は当科へご相談ください

当科常勤医の浜田は道南(札幌より南の地域)唯一の頭頸部がん専門医資格を有しており、また、当院には甲状腺癌の画像診断から手術治療まで完結できる設備を整えております。甲状腺腫瘍は是非当科にご紹介いただけますようよろしくお願いします。

 

N E W S 1 ロボット支援(ダヴィンチ)手術
累計1,000例を達成

当院では2018年11月に、最新型手術支援ロボット 「ダヴィンチXi」を胆振地域で初導入し、2019年3月にロボット支援下内視鏡手術を泌尿器科での根治的前立腺摘除から臨床稼働しました。その後、肺がん・直腸がん・腎がん・膀胱がんと適応を拡大し累計症例が1,000例超となりました。今後も地域の皆様に安全で信頼される最先端の医療を提供していきます。

 

 

N E W S 1 呼吸器内科 診療体制強化
外来診察室増室・常勤医師1名増員

4月、呼吸器内科の常勤医が1名増員され6名体制となり診療体制が強化されました。
また、呼吸器内科外来の受付、診察室を新増築された棟へ移動し、診察室をこれまでの2室から3室に増室しました。外来の混雑緩和や、患者さんの待ち時間の短縮、円滑な外来診療の提供を目的としています。
当院は、地域の高度急性期・急性期医療の中核病院としての役割を果たすため、引き続き、地域に必要な診療機能を着実に強化、充実させていきます。

 

 

連携実績

2024年度 紹介・逆紹介・受託検査件数(直近3年間)

 

2024年度 紹介・逆紹介・受託検査件数(診療科別)