地域医療連携室
(最終更新日:2025/6/4)
・今月( 6 月)の連携ニュース ・連携実績 ・過去の連携ニュース
紹介予約について
紹介患者さんの外来診療予約について
当院では、地域医療連携推進の一層の実効を図るため、
紹介患者さんのFAXによる「受診予約・検査予約」を行っています。
予約方法 |
① 「受診予約申込票(診療情報提供書)」、「検査予約依頼票」のFAX送信をお願いします。
※当院専用の受診申込票がございますが、紹介元医療機関さまで
ご使用になられている様式でも予約できます。
診療情報提供書には氏名、フリガナ、生年月日、性別、住所、電話番号、
受診希望日、保険情報を明記していただきますようお願いいたします。
※当院専用の受診予約申込票・検査予約依頼票は、当院ホームページの
「診療科・部門・センター」/「地域医療連携室」/「紹介予約について」からダウンロードできます。
② 折り返し「受診予約受付票」、「検査予約受付票」をFAX送信いたします。
※ご希望の日時で予約をお取出来ない場合や、返答にお時間がかかる場合にはご連絡いたします。
③ 患者さんには「受診予約票(受診者用)」、「検査予約票(受診者用)」をお渡しいただき、
受診日・検査日に当院受付へ提示くださるようお伝えください。
お問い合わせ先 地域医療連携室
専用FAX 0143-47-4305
直通TEL 0143-47-4304
夜間・休日の救急対応につきましては下記専用ダイヤルまでお願いします。
救急専用ダイヤル 0143-47-0990
「受診予約申込票」「各種検査予約依頼票」がダウンロードできます
受診予約申込票 | PDF:327KB | Excel:80KB |
各種検査予約依頼票 | PDF:198KB | Excel:87KB |
造影CT・MRI検査依頼票 | PDF:220KB | Excel:85KB |
経食道超音波・トレッドミル検査依頼票 | PDF:151KB | Excel:54KB |
消化器内視鏡検査依頼票 | PDF:186KB | Excel : 101KB |
胃内視鏡説明書・同意書 | PDF : 158KB | Word : 18KB |
大腸内視鏡説明書・同意書 | PDF : 144KB | Word : 19KB |
「PET-CT検査依頼票」「PET-CT検査の注意事項等」がダウンロードできます
PET-CT検査依頼票 | ![]() |
Excel:83KB |
検査の流れ及び注意事項等 | ![]() |
地域医療連携室のご案内
地域医療連携室では、地域の先生方と当院の連携窓口として、
主に前方連携に関する業務を担当しております。
具体的には、ご紹介いただく患者さんがスムーズに受診できるよう事前調整を行う
「事前外来予約」や、「受託検査予約」、「セカンドオピニオン」に関してのご相談、
ご予約なども行っております。
<業務の内容> 1.外来診療の事前手続き 2.放射線科・内視鏡室・臨床検査科等への検査予約 3.症状の安定した患者さんを地域の先生に紹介(逆紹介) 4.セカンドオピニオンの相談・予約窓口 5.地域医療ネットワーク『スワンネット』申込み窓口 (スワンネット北海道について) |
受付時間 | 平日 9:00~17:00 |
TEL直通 | 0143-47-4304 |
FAX①専用 | 0143-47-4305 |
FAX②専用 | 0143-48-2129 |
担当 | 笹井、篠川、笠井、赤間、鈴木 |
今月( 6 月)の連携ニュース
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乳腺外科 ドクターメッセージ 4月より乳腺専門医が常勤 |
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乳腺外科 科長 もりや ゆみ 守谷 結美 |
【認定医など】 日本乳癌学会乳腺専門医、日本外科学会専門医、検診マンモグラフィー読影認定医 |
乳がんの概要
乳がんは女性のがん罹患率の第1位を占め、増加の一途をたどっています。一生涯に女性の9人に1人が乳がんにかかるといわれています。罹患年齢が比較的若いのが特徴で、30代後半から増え始め、40代から70代にかけて罹患率が高くなっています(図1)。一方で、乳がんの治療法は著しく進歩しており、手術はより体への負担を少なく、そして適切な薬物療法を行うことにより8割以上の方が完治するとされています。しかし、北海道では全国と比較し死亡率が高いのが現状です(図2)。検診率の低さ、専門医の不足・偏在など様々な要因が考えられています。マンモグラフィによる乳がん検診は死亡率低減効果が証明されていますので、定期的な検診がすすめられます。また、乳がんの特徴的な症状は乳房のしこり、変形などです。日頃から自分の乳房のことをよく知っておくこと(ブレスト・アウェアネス)(図3:次頁)がとても大切です。
当院の実績
当院では乳がん診療ガイドラインに準じた標準治療を基本とし、それぞれのライフスタイルや合併症を考慮しながら患者さんにとっていちばん良い治療を提供できるように努めております。手術件数は年間70例ほどで、術前・術後の薬物療法、放射線療法を一貫して行うことができます。
当院の診療体制
症状がある患者さんは月曜から金曜まで外科外来で診療を行っています。症状がない方には毎週火曜と木曜に乳がん検診を予約制で行っています。2025年4月から乳腺専門医1名が常勤となり、これまで以上に専門性の高い診療を行っております。また、北海道大学病院乳腺外科と連携しており、月に1回程度出張医が来て手術やカンファレンスなどの診療援助を行ってもらっています。乳がんは毎年のように新たな治療薬の発売や既存薬の適応拡大が行われ診療が複雑化していますが、保険適用となった薬剤はすぐに導入し適応となる患者さんに提供できるよう体制を整えております。
地域連携医療機関の皆様へ
当院では乳がんの標準治療を一貫して提供できる体制が整っております。乳がんを疑う症状がみられた場合はぜひお早めにご紹介ください。患者さんは「乳房のしこり」ではなく「胸のできもの」と表現されることも多く、かかりつけの内科や皮膚科の先生にご相談される方も見受けられます。まれではありますが、男性乳がんが隠れていることもあります。「胸のできもの」と訴えられた際は一度乳腺外科受診をおすすめしていただければ幸いです。
N E W S 1 | 高機能(ハイブリッド)手術室、稼働開始 ~ 高精度のX線透視・撮影画像で、先進的手術を安全に ~ |
2025年2月末に竣工した増築手術棟への機器搬入等が完了し、5月連休明けからハイブリッド手術室の使用を開始しました。
手術台とエックス線透視撮影装置を一つに組み合わせた高機能手術室(ハイブリッド手術室)を使用することで、従来は別々に行わざるを得なかった外科的手術とカテーテル治療(血管内治療)が同時に実施できるようになるため、主に以下のようなメリットがあります。
①高度な手術が、より迅速かつ正確に手術中に
高精度のX線透視・撮影画像が三次元画像として得られるため、さまざまな手術手技が、より迅速かつ正確に行えるようになり、従来の手術室では困難であった高度な手術も可能となります。
②高度な手術が、より患者さんに優しく、安全に
従来の開胸手術では身体への負担が大きく、手術困難と考えられていた高齢の患者さんや合併症などでリスクの高い患者さんにおける大動脈や心臓の弁疾患などに対しても、カテーテル治療を組み合わせることで、低侵襲で安全な手術が可能となり、入院期間の短縮も期待できます。また、高精細の画像が得られることで、手術時間の短縮や、結果的に血管造影で使用する造影剤の量も少なくて済むため、患者さんの腎臓への負担も軽減されるという利点もあります。
当院では、おもに心臓血管外科の胸部・腹部大動脈瘤などに対するステントグラフト内挿入術や、循環器内科と共同での冠動脈疾患に対する治療(バイパス手術とカテーテル治療の組み合わせ)、大動脈や心臓の弁疾患に対する治療などで、ハイブリッド手術室を積極的に使用していく予定です。
N E W S 2 | 市立病院に循環器内科医師を出張派遣 ~ 6 月から外来診療等を支援、地域連携を強化 ~ |
2025年6月から、当院の循環器内科医師を市立室蘭総合病院に出張派遣し、地域の診療連携を強化します。当院の循環器内科医師(計9名のうち2名)が交代で、週1回(毎週火曜日の午前)、市立室蘭総合病院における循環器内科の外来診療を担当します。また、同日午後からは入院・手術患者の循環器系疾患に関するコンサルテーションなどに対応します。
今後の蘭西地域における循環器内科の外来診療機能を維持することに加えて、循環器系疾患の入院診療における地域内完結率(入院自給率)の向上なども目的としており、緊急性を要する、あるいは手術治療を考慮すべき循環器系疾患の患者さんについても、当院への迅速かつ円滑な転送、紹介受診が可能となります。
引き続き、質の高い急性期医療を地域に提供できるよう、病院全体で先進的医療に取り組んでいきます。
連携実績
2025年度 紹介・逆紹介・受託検査件数(直近3年間)
2025年度 紹介・逆紹介・受託検査件数(診療科別)