透析科
当科紹介
腎臓の病気は症状がまったくない間に進行することが多く、食欲がなくなったり、全身のだるさを感じるようになるころには腎臓のはたらきが既に極度に悪化していることがあります。
1965年ころより末期腎不全の治療として血液透析が行われるようになりましたが、それ以前は腎不全が進んで尿毒症の状態となると100%死亡する、恐ろしい病気でした。
透析療法開始当初は、大変な費用と労力のいる治療法でしたが、やがて保険もきくようになり、また、機器も改良され、最近では多くの腎不全患者さんが、透析を受けながら仕事をもち、社会で活躍できるようになりました。
透析療法を受けている患者さんは全国で20万人をこえており、20年以上も透析治療をうけている患者さんも大変増加しています。
2009年2月にサテライトクリニック知利別が開院し、外来透析患者の透析治療が移行されたため、急性期病院併設の当院透析室では、各病棟に入院している透析患者さんの透析治療を行っています。