医療機関の方へ

(最終更新日:2020/11/5)

・今月(11月)の連携ニュース  ・連携実績  ・紹介予約について  ・地域医療連携課のご案内  ・過去の連携ニュース

今月(11月)の連携ニュース

 

ドクターメッセージ
呼吸器外科
肺がんセンター 道内初の試み
歯科医師会と『口腔ケア』で連携
呼吸器外科部長 長谷 龍之介 (はせ りゅうのすけ)
旭川医科大学 平成10年卒 (北海道大学大学院)
【認定医など】

日本呼吸器外科専門医
日本外科学会専門医
日本消化器外科学会指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
検診マンモグラフィー読影認定医
ロボット外科学会専門医

 

はじめに

周術期口腔機能管理とは手術前後に歯科、口腔外科で歯垢や歯石の除去や、感染している歯の清掃をおこなうことです。
近年、周術期口腔機能管理を行うことによって、手術後の肺炎発症や、化学放射線療法における口腔の合併症の発症が低下することが報告されています。
2020年8月より製鉄記念室蘭病院肺がんセンターと室蘭歯科医師会は肺がん手術患者の周術期口腔機能管理の連携を開始しました。

肺がん患者と術後肺炎

日本人の死亡原因として最も多いのががんで、肺がんはその約20%を占め、20年以上がん死亡者数の1位を続けています。その中で北海道は喫煙率の高さから肺がんの死亡率が全国ワースト1です。西胆振の死亡率を全道と比較すると、男女ともに全道平均を上回っており、地域として非常に大きな問題となっています。
当科での肺がん手術は2014年の48件から2019年は121件と5年で大幅に増加しています。肺がんに対するロボット手術や胸腔鏡下手術に代表される低侵襲手術の普及により術後合併症の頻度は低下しつつありますが、高齢者の肺がん患者は年々増加しており、肺がん術後肺炎の発症には今後も十分な対策が必要です。術後肺炎の頻度は1~5% と報告され、術後肺炎の死亡率は15~35% と高く、術後肺炎の予防が非常に重要です。

周術期口腔機能管理の効果

周術期口腔機能管理は、術後の誤嚥性肺炎を予防する効果をもつことが知られています。
近年、頭頸部外科、胸部外科、消化器外科などの領域で、周術期口腔機能管理が術後感染性合併症を予防することが報告されており、口腔ケアは術後肺炎の頻度を減少させ、経口摂取中断期間、術後在院日数を短縮させています。

 

 

 

 

かかりつけである歯科医院との連携

肺がん患者は外科受診から手術まで1-2週しかなく、その間も術前検査や麻酔科受診、呼吸リハビリや栄養指導など多忙です。その限られた時間で、また精神的にも追い込まれた状況であるため、かかりつけである歯科医院で口腔ケアを受けることができるのは患者さんのメリットが大きいと考えられます。

おわりに

2015年4月室蘭市は全道の自治体では初となる「室蘭市がん対策推進条例」が施行されました。
総合的かつ計画的ながん対策の推進を目的に、教育、保健医療福祉、事業者、市民が一つになって、「がん教育やがん対策に取り組むこと」も明記され、「がんの医療や対策に携わるすべての関係者が連携し、『オール室蘭』で課題解決に取り組む必要性」を記しています。周術期口腔機能管理を地域歯科医師会と連携する試みは道内初であり、当センターと室蘭歯科医師会の連携で西胆振の市民の健康を向上する意義は大きいと考えています。

 

 

 

7月30日 室蘭民報記事

《肺がんセンターで行うこと》
医師間や職種間の垣根を無くして患者さんに最も適した治療を提供します。
医師、看護師、薬剤師、理学療法士、栄養士、ソーシャルワーカーが協力し、包括的に患者さんのサポートを行います。

 

 

入院中だけではなく、入院前から退院後までサポートを継続し長期にわたって患者さんを支援します。

 

NEWS 1 10月22日 臨床研修医マッチング最終結果発表
4年連続のフルマッチ達成!

本年、初期臨床研修医募集定員数1名の増員が認められ、12名の募集に対してフルマッチの結果となり、4年連続でフルマッチを達成いたしました。
2021年度は初期研修医定員数が 合計24名(1年次12名、2年次12名) となり、道内では有数の臨床研修指定病院です。
当院は地域の基幹病院として近い将来、地域医療を支えていくであろう人材を育てていくことも課せられた重要な使命の一つであると考えています。今後も、地域での医師確保につながるよう医師育成に積極的に努めてまいります。

 

NEWS 2 小児科 新任医師紹介
小児科 医員 福田 裕也(ふくだ ゆうや)
【略歴】
2015年 3⽉ 札幌医科大学 医学部医学科 卒業
2015年 4月 苫⼩牧市⽴病院 初期臨床研修
2017年 4⽉ 苫⼩牧市⽴病院 ⼩児科
2019年 4⽉ 札幌医科大学付属病院 ⼩児科
2020年10月より現職
【所属学会】
・日本小児科学会
・日本新生児生育医学会
10月1日より札幌から赴任してまいりました、小児科の福田裕也と申します。室蘭市での勤務経験は初めてですが、子どもたちが笑顔になり、ご家族が安心できるような医療を提供できるように努めてまいります。何卒よろしくお願いいたします。

 

NEWS 3 小児科で症状や成長を記録するアプリ
『ププノート』の提供始めました

当院小児科かかりつけの患者さまとそのご家族の方向けに、AndroidとiPhone用
当院専用アプリを導入し、無料で提供を開始しました。
アプリの招待コードは当院小児科外来で配布しています。

大きな2つの機能
◎子どもが発熱や鼻水などの症状があるときに記録するメモ機能です。
写真や動画を張り付けたりご家族で共有することもできますので、
受診時に付き添いされる方以外がメモした病状も医師に伝えることができます。

◎当院からの医療情報で、日々変更されるワクチン接種の情報やインフルエンザ
やコロナウイルスの発生状況がプッシュ送信されます。病気や看病の方法ほか、
身長体重の推移を見ることもできます。

 

 

 

連携実績

2020年度 紹介・逆紹介実績

 

 

 

2020年度 科別紹介・逆紹介実績

紹介件数 ※2020年度より消化器内科と血液腫瘍内科及び、外科・消化器外科と呼吸器外科を分離して集計しております。

科別 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計
内科・循環器内科 127 91 88 135 122 160 7246
呼吸器内科 63 26 46 61 60 66 3236
消化器内科 109 63 54 108 119 135 5854
血液腫瘍内科 16 14 10 15 14 17 860
小児科 13 10 13 20 15 20 916
外科・消化器外科 20 8 17 21 14 27 1097
呼吸器外科 5 4 4 10 8 6 373
整形外科 31 27 28 31 37 51 2056
心臓血管外科 28 37 35 41 28 29 1979
脳神経外科 7 5 5 9 4 4 347
泌尿器科 51 36 35 41 39 43 2452
産婦人科 26 27 17 17 23 20 1290
眼科 16 17 24 19 19 12 1077
耳鼻科 10 6 8 10 20 16 704
皮膚科 4 2 4 5 3 5 230
リハビリ/その他 0 1 2 1 43
救急 31 36 27 33 32 45 2065
放射線科 35 30 37 49 43 43 2382
合  計 592 440 454 625 600 700 0 0 0 0 0 0 3,413

逆紹介件数

科別 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計
内科・循環器内科 108 111 76 75 97 82 549
呼吸器内科 14 17 20 17 24 20 112
消化器内科 59 50 40 45 40 63 298
血液腫瘍内科 5 10 6 6 3 6 36
小児科 12 6 9 13 13 9 62
外科・消化器外科 12 9 9 8 13 11 61
呼吸器外科 4 10 7 7 23 34 88
整形外科 16 21 20 27 27 40 152
心臓血管外科 22 22 11 25 16 17 113
脳神経外科 15 13 15 10 5 13 71
泌尿器科 24 18 20 17 17 22 118
産婦人科 20 16 12 14 8 12 82
眼科 8 5 8 7 6 5 39
耳鼻科 3 1 3 5 7 4 23
皮膚科 3 4 4 4 9 2 26
リハビリ/その他 0 3 2 1 3 1 10
救急 9 16 12 14 6 4 64
放射線科 36 30 38 49 43 44 240
合  計 370 361 312 344 360 389 0 0 0 0 0 0 2,144

 

 2020年度 受託検査実績

 

 

検査種別 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計
CT 60 64 87 91 107 116 525
MRI 31 32 36 39 41 46 225
RI 10 12 7 11 9 8 57
PET-CT 3 7 5 8 5 7 35
腹部超音波 17 16 11 22 22 32 120
甲状腺超音波 0 0 0 2 2 2 6
頚部超音波 3 1 5 7 6 6 28
骨密度 11 16 18 8 21 38 112
心臓超音波検査 20 20 17 27 26 58 168
血管超音波検査 2 2 3 1 1 2 11
血管機能検査(ABI) 11 16 17 7 7 7 65
ホルター心電図 0 0 0 0 0 0 0
胃内視鏡検査 2 0 0 6 5 7 20
大腸内視鏡検査 1 1 0 1 4 6 13
神経伝達速度 1 0 0 1 0 0 2
病理組織 2 2 1 3 1 3 12
その他 0 0 0 2 0 0 2
合  計 174 189 207 236 257 338 0 0 0 0 0 0 1,401

 

紹介予約について

紹介患者さんの外来診療予約について

当院では、地域医療連携推進の一層の実効を図るため、紹介患者さんのFAXによる「受診予約・検査予約」を行っています。

予約方法

①「患者紹介状(診療情報提供書)」のFAX送信をお願いします。
※当院専用の受診申込票がございますが、紹介元医療機関さまでご使用になられている様式でも予約できます。診療情報提供書には氏名、フリガナ、生年月日、性別、住所、電話番号、受診希望日を明記していただきますようお願いいたします。

②折り返し「受診予約票」をFAX送信いたします。
※ご希望の日時で予約をお取出来ない場合や、返答にお時間がかかる場合にはご連絡いたします。

③患者さんには「受診予約票(患者さま用)」をお渡しいただき、受診日に当院受付へ提示くださるようお伝えください。

 

 

 

 

 

 お問い合わせ先 地域医療連携課

専用FAX 0143-47-4305
直通TEL 0143-47-4304
夜間・休日の救急対応につきましては下記専用ダイヤルまでお願いします。
救急専用ダイヤル 0143-47-0990

 

 「受診依頼票」「検査依頼票」がダウンロードできます

受診依頼票 PDF:91KB Excel:48KB
検査依頼票 PDF:85KB Excel:49KB
CT・MRI造影検査依頼票 PDF:79KB Excel:44KB
経食道超音波・トレッドミル依頼票 PDF:84KB Excel:31KB
内視鏡依頼票 PDF:91KB Excel : 40KB
胃内視鏡説明書・同意書    PDF : 158KB Word : 18KB
大腸内視鏡説明書・同意書    PDF : 144KB Word : 19KB

 

「PET-CT検査依頼票」「PET-CT検査の注意事項等」がダウンロードできます

PET-CT検査依頼票 PDF:233KB Excel:37KB
検査の流れ及び注意事項等     PDF:733KB

 

地域医療連携課のご案内

地域医療連携課では、地域の先生方と当院の連携窓口として、主に前方連携に関する業務を担当しております。具体的には、ご紹介いただく患者さんがスムーズに受診できるよう事前調整を行う「事前外来予約」や、「受託検査予約」、「セカンドオピニオン」に関してのご相談、ご予約なども行っております。

<業務の内容>
1.外来診療の事前手続き
2.放射線科・内視鏡室・臨床検査科等への検査予約
3.症状の安定した患者さんを地域の先生に紹介(逆紹介)
4.セカンドオピニオンの相談・予約窓口
5.地域医療ネットワーク『スワンネット』申込み窓口 (スワンネット北海道について)

 

受付時間 平日 9:00~17:00
TEL直通 0800-800-4304(フリーダイヤル)
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担当 鈴木、篠川、佐藤、鈴木(久)