医療機関の方へ

(最終更新日:2025/10/8)

・紹介予約について   ・地域医療連携室のご案内

・今月( 9 月)の連携ニュース   ・連携実績     ・過去の連携ニュース

紹介予約について

紹介患者さんの外来診療予約について

当院では、地域医療連携推進の一層の実効を図るため、
紹介患者さんのFAXによる「受診予約・検査予約」を行っています。

予約方法

① 「受診予約申込票(診療情報提供書)」、「検査予約依頼票」のFAX送信をお願いします。
※当院専用の受診申込票がございますが、紹介元医療機関さまで
 ご使用になられている様式でも予約できます。
 診療情報提供書には氏名、フリガナ、生年月日、性別、住所、電話番号、
 受診希望日、保険情報を明記していただきますようお願いいたします。
※当院専用の受診予約申込票・検査予約依頼票は、当院ホームページの
「診療科・部門・センター」/「地域医療連携室」/「紹介予約について」からダウンロードできます。

② 折り返し「受診予約受付票」、「検査予約受付票」をFAX送信いたします。
※ご希望の日時で予約をお取出来ない場合や、返答にお時間がかかる場合にはご連絡いたします。

③ 患者さんには「受診予約票(受診者用)」、「検査予約票(受診者用)」をお渡しいただき、
 受診日・検査日に当院受付へ提示くださるようお伝えください。

 お問い合わせ先 地域医療連携室

専用FAX 0143-47-4305

直通TEL 0143-47-4304

夜間・休日の救急対応につきましては下記専用ダイヤルまでお願いします。
救急専用ダイヤル 0143-47-0990

 

 「受診予約申込票」「各種検査予約依頼票」がダウンロードできます

受診予約申込票 PDF:327KB Excel:80KB
各種検査予約依頼票 PDF:198KB Excel:87KB
造影CT・MRI検査依頼票 PDF:220KB Excel:85KB
経食道超音波・トレッドミル検査依頼票 PDF:151KB Excel:54KB
消化器内視鏡検査依頼票 PDF:186KB Excel : 101KB
胃内視鏡説明書・同意書 PDF : 158KB Word : 18KB
大腸内視鏡説明書・同意書 PDF : 144KB Word : 19KB

 

「PET-CT検査依頼票」「PET-CT検査の注意事項等」がダウンロードできます

PET-CT検査依頼票 PDF:167KB Excel:83KB
検査の流れ及び注意事項等     PDF:733KB

 

地域医療連携室のご案内

地域医療連携室では、地域の先生方と当院の連携窓口として、
主に前方連携に関する業務を担当しております。
具体的には、ご紹介いただく患者さんがスムーズに受診できるよう事前調整を行う
「事前外来予約」や、「受託検査予約」、「セカンドオピニオン」に関してのご相談、
ご予約なども行っております。

<業務の内容>
1.外来診療の事前手続き
2.放射線科・内視鏡室・臨床検査科等への検査予約
3.症状の安定した患者さんを地域の先生に紹介(逆紹介)
4.セカンドオピニオンの相談・予約窓口
5.地域医療ネットワーク『スワンネット』申込み窓口 (スワンネット北海道について)

 

受付時間 平日 9:00~17:00
TEL直通 0143-47-4304
FAX①専用 0143-47-4305
FAX②専用 0143-48-2129
担当 笹井、篠川、笠井、赤間、鈴木

今月( 10 月)の連携ニュース

呼吸器外科 ドクターメッセージ

低侵襲で患者様にやさしい治療
最新の肺がん手術は当科へ

呼吸器外科 科長
 のむら しゅんすけ   
野村 俊介
【認定医など】
日本外科学会専門医、
日本呼吸器外科学会専門医、
日本胸部外科学会専門医会員、
肺がんCT検診認定医
検診マンモグラフィー読影認定医

はじめに
当院は2013年にがん連携指定病院に認定され、翌年にはがん診療センターを建設し、リニアックやPET-CT等が充実した最新のがん診療機器を備える施設となりました。
2019年3月にはシェアNo.1の「da Vinci Xi サージカルシステム」を導入し、呼吸器外科領域では西胆振地区で唯一、肺がん、縦隔腫瘍に対するロボット手術を行っています。

手術支援ロボット da Vinci(ダヴィンチ)とは
ダヴィンチは、患者さんの身体的負担が少ない内視鏡(腹腔鏡・胸腔鏡)手術を行うための手術支援ロボットです。

特徴
1. 体への負担が少ない
ロボット手術では数か所の小さな切開部から手術を行うため、開胸手術と比べて傷が小さく、出血も抑えられます。また、手術後の回復が早く、患者さんの負担が軽減されます。

2. 鮮明な3D(3次元)画像
ロボットアームには高性能カメラが搭載され、コンソールモニターには高画質で立体的な3Dハイビジョンシステムの手術画像が映し出されます。

3. 精密な動きを再現
医師がロボットアームに装着されている鉗子やメスを操作します。ダヴィンチの鉗子はリスト構造を持ち、人間の手より大きな可動域と手ぶれ補正機能を備えています。

Reduced Port-Robotic Assisted Thoracic Surgeryとは
現在、日本において普及している胸部のロボット手術は創部が5つ(4つのロボットアーム創と1つの助手操作創)の方法です。ロボットによる精密な手術を利点としているものの、1990年初頭から始まるVATS(胸腔鏡下手術)よりも創部が増えることが難点でした。新体制が始まった今年度より、Reduced Port-Robotic Assisted Thoracic Surgery(創部削減ロボット支援下手術)を当院に導入致しました。創部は2つまたは3つと従来法よりさらに低侵襲であり、周術期成績は遜色ありません。本方法は日本国内でも限られた施設しか行っておらず、常に技術の向上に努めております。

 

診療実績
2019年3月よりロボット手術を開始し、2025年3月までに431例の肺がん、縦隔腫瘍手術を行っています。2024年度の肺がん術後の成績は良好で、平均出血量9.9ml、術後平均在院日数は7.5日でした。

肺がんセンターでの取り組み
2019年9月に「患者さん一人ひとりに最適の、最新の肺がん治療を」の理念のもと、各診療科を綿密なネットワークで結び、診療科の枠を超えた包括的な治療を行う肺がんセンターを開設しました。
肺がんセンターでは、入院前から退院後まで、長期にわたって患者さんを支援しており、手術患者全例に行う呼吸リハビリテーションやリハビリの効果を上げる栄養療法を行っています。また、肺がん治療は手術や化学療法による合併症、特に術後肺炎の予防が重要となるため、室蘭歯科医師会と連携した術前の口腔ケアなどのチーム医療にも力を入れています。これらの取り組みにより、当科の術後肺炎の発症率は0.6%と全国平均に比べて非常に低い数値を示しています。

連携医療機関の皆様へ
胆振地区は喫煙率も高く今後も肺がん患者の増加が見込まれます。ロボット手術や胸腔鏡手術を用いて低侵襲で患者様にやさしい治療を行っていきたいと思っています。手術は適切に行う事は勿論のこと、術後のフォローアップや状況に応じた追加の治療が重要になってきます。様々な状況にすぐに対応できる地元で手術を行うメリットは非常に大きいと考えます。当科医師の経験および肺がん診療体制は札幌と遜色御座いません。是非、当院にご紹介をいただけますと幸いです。

リ ハ ビ リ
テ ー シ ョ ン 科
の 紹 介
安全で専門性の高い急性期リハビリテーションを提供
           リハビリテーション科 技士長 太田 徹

急性期リハビリは早期介入が重要

現在、当科には42名の療法士が在籍し、高度急性期/急性期の様々な疾患に対応したリハビリテーションを提供しています。その中で、心血管疾患(急性心筋梗塞、狭心症、心不全、心臓手術後など)の患者さんに対してICU・一般病棟や機能訓練室にて心臓リハビリ(心大血管疾患リハビリ)を実施しています。病棟においては早期からリハビリ介入し、術後の合併症や廃用症候群の予防を図りながら早期離床をすすめ、早期退院・転院をめざしたリハビリを実践しています。さらにICUでは医師、看護師、リハビリスタッフなどで構成している離床チームスタッフが、早期からの離床や運動に積極的に取り組み、患者さんの早期回復に効果を発揮しています。

 

心臓リハビリテーションについて(室蘭・登別地区では当院のみ)

当院では、退院後の外来通院にも対応した心臓リハビリの提供が可能です。患者さんが安心して安全に運動療法を続けるために専門医の管理のもと、心臓リハビリ専用の機能訓練室で、心電図モニターを確認しながら、自転車エルゴメーターなどの機器を使用した有酸素運動レベルの運動を継続的に実施しています。また、運動耐容能を評価するために心肺運動負荷試験(CPX検査)を行い、その結果から患者さんにあった運動処方を作成し、運動や日常生活の習慣についての指導を行い患者さんの生活の質(QOL) 向上、再発予防、早期社会復帰をめざせるように取り組んでいます。

連携医療機関の先生方へ 

当院の心臓リハビリは安全に運動療法を実施できる機器を備え、専門のスタッフが担当しています。心血管疾患の患者さんが安心して運動を続けられる環境が充実していますので、心臓リハビリが必要な患者さん、ご興味のある患者さんがいらっしゃいましたらご紹介ください。

 

※心臓リハビリを実施するには、事前に循環器内科の受診が必要となります。心血管疾患で心臓リハビリが必要な患者さんがおりましたら、まずは循環器内科へご紹介ください。ご不明な点がございましたら地域医療連携室にお尋ねください。

 

連携実績

2025年度 紹介・逆紹介・受託検査件数(直近3年間)

 

2025年度 紹介・逆紹介・受託検査件数(診療科別)