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今月の連携ニュース

ドクターメッセージ
呼吸器内科
4月より医師増員にて5名となり、より充実した診療体制となりました。
呼吸器内科 主任医長 近藤 瞬 (こんどう しゅん)
弘前大学 (平成21年卒)
【認定医など】

医学博士
日本内科学会認定内科医
日本呼吸器学会呼吸器専門医
日本内科学会総合内科専門医・指導医

呼吸器内科主任医長の近藤瞬です。
日頃から西胆振の先生方に貴重な症例をご紹介いただき、誠にありがとうございます。
呼吸器内科は2020年度から医師増員となり、医師5人での診療体制となりました。
市中肺炎、気管支喘息、COPD、さらには肺癌、間質性肺炎など、呼吸器疾患を専門的に幅広く診療しております。

 

突発性肺線維症の治療

今回、その中でも特発性肺線維症にスポットを当てその治療についてご紹介いたします。
特発性の慢性進行性間質性肺炎のうち、最も予後不良のタイプが特発性肺線維症です。
乾性咳嗽や息切れ症状を呈し、聴診ではfine crackleがあり、胸部CTでは両側肺胸膜直下に網状影、牽引性気管支拡張、蜂巣肺を認めます。特に蜂巣肺が特徴的とされます。実臨床では、膠原病肺や慢性過敏性肺炎、肺気腫や陳旧性陰影などを鑑別の上、診断に至ります。
生存期間中央値は約35か月と言われており、悪性腫瘍と同様に予後不良の疾患です。
過去はステロイドなどの免疫抑制治療が試みられていましたが、現在は特発性肺線維症は他の特発性間質性肺炎と異なり、ステロイド+免疫抑制薬は生存率には寄与しないことが明らかとなり、
ガイドラインでも推奨されなくなりました。通常、肺は慢性炎症から線維化を来たすものですが、特発性肺線維症は炎症を経ずに繰り返す肺胞上皮障害と創傷治癒から線維化に至るため、抗炎症薬は効果が乏しいものと理解されています。

特発性肺線維症の進行

 

 

 

日本呼吸器学会  

特発性肺線維症の治療目標は疾患の進行抑制とされ、抗線維化薬が適応となります。
抗線維化薬は年間FVC低下率を概ね半分にすることで、疾患進行のスピードを遅らせます。その特性上、治療は早期であればあるほど予後への効果は大きくなるため、できれば早期からの治療介入が求められています。しかしながら現実には、進行スピードには個人差が大きいことや、食欲不振や下痢、肝機能障害などの副作用があることなどから、全ての方に安易な治療導入が望ましいわけではありませんので、本人様と相談の上でリスクベネフィットを考えながら治療方針を決定しています。具体的には
①重症度IIIとIVの方(図参照)
②経過観察の中で疾患進行スピードが早い方
③現時点で症状のために生活に支障のある方
には治療をお勧めし、一方で他疾患をお持ちの高齢の方や軽度で自覚症状の乏しい方は、まず3~6か月毎程度の経過観察方針を取ることが多いのが個人的な印象です。

厚生労働省特定疾患認定基準による重症度分類

 

 

 

※重症度、Ⅲ度・Ⅳ度は難病申請が受理される

重要な医療連携

特発性肺線維症は徐々に世間での認知度も上がっており、全国的にも専門施設とかかりつけ医との連携が重要とされてきております。お困りの際には、評価精査目的含め、当科へご依頼いただければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

連携実績

2020年度 紹介・逆紹介実績

 

 

 

2020年度 科別紹介・逆紹介実績

紹介件数

科別 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計
内科・循環器内科 127 91 218
呼吸器内科 63 26 89
消化器内科 109 63 172
血液腫瘍内科 16 14 30
小児科 13 10 23
外科・消化器外科 20 8 28
呼吸器外科 5 4 9
整形外科 31 27 58
心臓血管外科 28 37 65
脳神経外科 7 5 12
泌尿器科 51 36 87
産婦人科 26 27 53
眼科 16 17 33
耳鼻科 10 6 16
皮膚科 4 2 6
リハビリ/その他 0 1 1
救急 31 36 67
放射線科 35 30 65
合  計 592 440 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1,032

逆紹介件数

科別 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計
内科・循環器内科 108 111 219
呼吸器内科 14 17 31
消化器内科 59 50 109
血液腫瘍内科 5 10 15
小児科 12 6 18
外科・消化器外科 12 9 21
呼吸器外科 4 10 14
整形外科 16 21 37
心臓血管外科 22 22 44
脳神経外科 15 13 28
泌尿器科 24 17 41
産婦人科 20 16 36
眼科 8 5 13
耳鼻科 3 1 4
皮膚科 3 4 7
リハビリ/その他 0 3 3
救急 9 16 25
放射線科 36 30 66
合  計 370 361 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 731

 

2020年度 受託検査実績

検査種別 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計
CT 60 64 124
MRI 31 32 63
RI 10 12 22
PET-CT 3 7 10
腹部超音波 17 16 33
甲状腺超音波 0 0 0
頚部超音波 3 1 4
骨密度 11 16 27
心臓超音波検査 20 20 40
血管超音波検査 2 2 4
血管機能検査(ABI) 11 16 27
ホルター心電図 0 0 0
胃内視鏡検査 2 0 2
大腸内視鏡検査 1 1 2
神経伝達速度 1 0 1
病理組織 2 2 4
その他 0 0 0
合  計 174 189 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 363

 

紹介予約について

紹介患者さんの外来診療予約について

当院では、地域医療連携推進の一層の実効を図るため、紹介患者さんのFAXによる「受診予約・検査予約」を行っています。

予約方法

①「患者紹介状(診療情報提供書)」のFAX送信をお願いします。
※当院専用の受診申込票がございますが、紹介元医療機関さまでご使用になられている様式でも予約できます。診療情報提供書には氏名、フリガナ、生年月日、性別、住所、電話番号、受診希望日を明記していただきますようお願いいたします。

②折り返し「受診予約票」をFAX送信いたします。
※ご希望の日時で予約をお取出来ない場合や、返答にお時間がかかる場合にはご連絡いたします。

③患者さんには「受診予約票(患者さま用)」をお渡しいただき、受診日に当院受付へ提示くださるようお伝えください。

 

 

 

 

 

お問い合わせ先 地域医療連携課

専用FAX 0143-47-4305
直通TEL 0143-47-4304
夜間・休日の救急対応につきましては下記専用ダイヤルまでお願いします。
救急専用ダイヤル 0143-47-0990

 

「受診依頼表」「検査依頼表」がダウンロードできます

受診依頼票 PDF:91KB Excel:48KB
検査依頼票 PDF:85KB Excel:49KB
CT・MRI造影検査依頼票 PDF:79KB Excel:44KB
経食道超音波・トレッドミル依頼票 PDF:84KB Excel:31KB
内視鏡依頼票 PDF:91KB Excel : 40KB
胃内視鏡説明書・同意書    PDF : 158KB Word : 18KB
大腸内視鏡説明書・同意書    PDF : 144KB Word : 19KB

 

「PET-CT検査依頼票」「PET-CT検査の注意事項等」がダウンロードできます

PET-CT検査依頼票 PDF:233KB Excel:37KB
検査の流れ及び注意事項等     PDF:733KB

 

地域医療連携課のご案内

地域医療連携課では、地域の先生方と当院の連携窓口として、主に前方連携に関する業務を担当しております。具体的には、ご紹介いただく患者さんがスムーズに受診できるよう事前調整を行う「事前外来予約」や、「受託検査予約」、「セカンドオピニオン」に関してのご相談、ご予約なども行っております。

<業務の内容>
1.外来診療の事前手続き
2.放射線科・内視鏡室・臨床検査科等への検査予約
3.症状の安定した患者さんを地域の先生に紹介(逆紹介)
4.セカンドオピニオンの相談・予約窓口
5.地域医療ネットワーク『スワンネット北海道』申込み窓口 (スワンネット北海道について)

 

受付時間 平日 9:00~17:00
TEL直通 0800-800-4304(フリーダイヤル)
0143-47-4304
FAX①専用 0800-800-4305(フリーダイヤル)
FAX②専用 0143-41-2192
担当 鈴木、篠川、佐藤、鈴木(久)