地域医療連携課

(最終更新日:2020/10/13)

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今月(10月)の連携ニュース

 

ドクターメッセージ
胃腸内科
増加する直腸がんの早期発見,受託検査で行う,
『大腸内視鏡検査』のご活用を
消化器内科(胃腸内科長) 安部 智之 (あべ ともゆき)
札幌医科大学 (平成11年卒)
【認定医など】

日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医

 

直腸がんの概要と治療

胃腸内科科長の安部智之です。
日頃から室蘭市内、室蘭周辺地区の先生方には貴重な症例をご紹介頂き、大変お世話になっております。この場を借りてお礼申し上げます。
今回は直腸癌について少しお話致します。

直腸は大腸の中でも岬角から肛門管までの15cmほどの領域です。それだけ大腸全体からみても短い領域ですが、直腸癌の症例数は大腸癌全体のうち約1/3を占めています。また、罹患者数は高齢化の影響もあり増加傾向です。直腸癌の特徴としては、骨盤内に癌が再発する局所再発という特殊な再発形態を有し、遠隔転移の臓器として結腸癌と比べると肺転移の頻度が多く、そのため、結腸癌に比較して予後が不良です。

治療の中心は、外科手術となります。切除可能な直腸癌であれば、当院では、ダヴィンチで加療致します。
より早期の段階で、病変が粘膜内(あるいは粘膜下層浅層)であれば、私たち消化器内科による内視鏡治療(内視鏡的粘膜下層剥離術)を行うことができます。

 

 

 

 

 

 


Da Vinci Xiによる手術

2019年4月より開始、現在まで29例実施

 

主な症状

前述したように、ちょっと進行するだけで、骨盤内臓器への浸潤や肺転移を起こします。何か症状(下痢、便秘、残便感、便が通常より細い、形が違う、血便、黒色便、腹部不快感、食欲の変化、原因不明の体重減少、極度の疲労感など)が出現したら、お気軽にご紹介ください。

よくあるのが「痔だと思っていた」「肛門が切れただけだと思っ
ていた」と痔核の症状と考え、すぐに検査を受けないことです。
「痛く無いから大丈夫と思っていた」とお話される方もいます。
癌の初期は痛くありません!下血などの症状すら無いものが多い
です!症状があった場合は、ぜひ一度、直腸診や大腸カメラを受
けてみて下さい。何も病気が無いということをきちんと検査で確
認してから経過をみるようにして下さい。

 

 

内視鏡のご予約

症状のある方は当科へ受診して頂きたいですが、内視鏡の定期検査については、患者様が当科へ一度受診頂かなくても、地域連携室を介して電話予約することができます。どんどん御利用下さい!(詳細につきましては地域連携室にご連絡下さい)

今回は直腸癌についてごく簡単に述べさせて頂きました。日常診療におきまして、何か消化管疾患を疑うような症状、検査結果がございましたら、お気軽にご紹介下さい。少しでも皆様のお役に立てるよう頑張っていきます。引き続き宜しくお願い致します。

NEWS 1 転院前における
新型コロナウイルスPCR検査導入

当院では、より安全・安心な地域医療連携を行うため、9月23日(水)より当院から他院に転院される前例の患者さんに対し、原則として転院前に新型コロナウイルスのPCR検査を実施いたします。

新型コロナウイルスに感染しながらも無症状の患者さんが他院に転院される可能性は否定できず、実際、道内においても、転院患者さんを起点とした院内感染や施設内感染例も報告されています。万が一、このようなことが起きますと、結果的に地域の医療機能を大きく低下させる要因にもなると考えられます。

とくに、当院から転院される患者さんの多くは、当院での急性期医療から、回復期・慢性期医療、療養などに移行する方が多く、高齢者の方の割合が高いのが現状です。こうしたことから、当院からの転院を受けてくださる地域連携医療機関より、より安心して受け入れるために、転院前にPCR検査を実施し、陰性確認をして欲しいとの要望が寄せられていました。

転院前PCR検査は、全国的にも、ごく限られた医療機関でしか行われていないのが現状ですが、当院の地域における役割を考えると、このような取り組みを行うことにより、安心感をもって地域医療連携をよりスムーズに行うことができると考え、検査費用を全額当院負担とし、検査を実施することにいたしました。

当院では、すでに8月5日より、1日あたり10件程度の全身麻酔手術における術前PCR検査を導入していますが、順調に運用されており、検査体制にも問題のないことから、転院前PCR検査にもその範囲を拡大することといたしました。当院から他院への転院実績からみて、1月あたり、40-50件程度の追加検査を予定しています。

現在、当院ではPCR検査を外部検査機関に委託していますが、今後は自院内でPCR検査を行えるよう体制整備を進めているところです。
今後ともご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

 

NEWS 2 最新胆道鏡を西胆振初導入

胆管は非常に細い器官であることから、これまでは内部を詳細に観察することは困難でしたが、当院では2020年4月に経口胆道鏡Spy Glass DSを導入しました。Spy Glass DSは高水準の画質、操作性などが特徴の新型胆道鏡で、胆管の検査はもちろん、胆管結石などの治療にも力を発揮しています。

《経口胆道鏡とは》
経口胆道鏡は胆管の中を観察するための内視鏡です。内視鏡というと胃カメラや大腸カメラを想像すると思いますが、胆道鏡はとても細くて長いカメラで、直径は3.6㎜しかありません。処置用の内視鏡の中を通せるサイズになっております。 この胆道鏡はディスポーザブル(使い捨て)ですので、感染のリスクも低いです。

     

 

 

 

使用時の様子
処置用の内視鏡の中を通すので、とても長いです。

《治療の様子》
胆道鏡の中には、胆石を破砕するための”レーザー用のプローブ“を通すことができます。このプローブは更に細く、直径で約0.55〜0.75㎜しかありません。
通常の胆管結石の治療では、十二指腸まで処置用の内視鏡を挿入し、内視鏡から処置具を出して胆管内に挿入し、胆管結石を搔き出すように除去します。

大きな結石の場合には結石をつかむことができなくなりますし、胆管にがっちりとはまり込んでしまって動かないような結石の場合には、搔き出せなくなります。

そのような場合に、胆管内に胆道鏡を挿入し、胆道鏡からレーザー用のプローブを出して、結石にレーザー照射することで、結石を破砕することができます(図3)。胆道鏡で結石を確認しながら、正確にレーザー照射することができますので、安全に破砕することができます。

 

 

 

 

 

 

(図1)             (図2)             (図3)

西胆振で胆道鏡を常備している施設は当院のみです。その他にもあらゆる内視鏡、処置具がそろっており、胆膵内視鏡を専門とする医師も常駐しています。
お気軽にご相談下さい!

消化器内科(胆膵内科長)小野 道洋(おの みちひろ)
札幌医科大学 平成15年卒
【認定医など】
日本内科学会認定内科医
日本内科学会総合内科専門医
日本消化器病学会専門医
日本胆道学会認定指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医

 

連携実績

2020年度 紹介・逆紹介実績

 

 

 

2020年度 科別紹介・逆紹介実績

紹介件数 ※2020年度より消化器内科と血液腫瘍内科及び、外科・消化器外科と呼吸器外科を分離して集計しております。

科別 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計
内科・循環器内科 127 91 88 135 122 5646
呼吸器内科 63 26 46 61 60 2586
消化器内科 109 63 54 108 119 4514
血液腫瘍内科 16 14 10 15 14 690
小児科 13 10 13 20 15 716
外科・消化器外科 20 8 17 21 14 827
呼吸器外科 5 4 4 10 8 313
整形外科 31 27 28 31 37 1546
心臓血管外科 28 37 35 41 28 1689
脳神経外科 7 5 5 9 4 307
泌尿器科 51 36 35 41 39 2022
産婦人科 26 27 17 17 23 1090
眼科 16 17 24 19 19 957
耳鼻科 10 6 8 10 20 544
皮膚科 4 2 4 5 3 180
リハビリ/その他 0 1 2 33
救急 31 36 27 33 32 1615
放射線科 35 30 37 49 43 1942
合  計 592 440 454 625 600 0 0 0 0 0 0 0 2,714

逆紹介件数

科別 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計
内科・循環器内科 108 111 76 75 97 467
呼吸器内科 14 17 20 17 24 92
消化器内科 59 50 40 45 40 235
血液腫瘍内科 5 10 6 6 3 30
小児科 12 6 9 13 13 53
外科・消化器外科 12 9 9 8 13 52
呼吸器外科 4 10 7 7 23 51
整形外科 16 21 20 27 27 112
心臓血管外科 22 22 11 25 16 96
脳神経外科 15 13 15 10 5 58
泌尿器科 24 18 20 17 17 96
産婦人科 20 16 12 14 8 70
眼科 8 5 8 7 6 34
耳鼻科 3 1 3 5 7 19
皮膚科 3 4 4 4 9 24
リハビリ/その他 0 3 2 1 3 9
救急 9 16 12 14 6 60
放射線科 36 30 38 49 43 196
合  計 370 361 312 344 360 0 0 0 0 0 0 0 1,754

 

 2020年度 受託検査実績

検査種別 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計
CT 60 64 87 91 107 409
MRI 31 32 36 39 41 179
RI 10 12 7 11 9 49
PET-CT 3 7 5 8 5 28
腹部超音波 17 16 11 22 22 88
甲状腺超音波 0 0 0 2 2 4
頚部超音波 3 1 5 7 6 22
骨密度 11 16 18 8 21 74
心臓超音波検査 20 20 17 27 26 110
血管超音波検査 2 2 3 1 1 9
血管機能検査(ABI) 11 16 17 7 7 58
ホルター心電図 0 0 0 0 0 0
胃内視鏡検査 2 0 0 6 5 13
大腸内視鏡検査 1 1 0 1 4 7
神経伝達速度 1 0 0 1 0 2
病理組織 2 2 1 3 1 9
その他 0 0 0 2 0 2
合  計 174 189 207 236 257 0 0 0 0 0 0 0 1,063

 

紹介予約について

紹介患者さんの外来診療予約について

当院では、地域医療連携推進の一層の実効を図るため、紹介患者さんのFAXによる「受診予約・検査予約」を行っています。

予約方法

①「患者紹介状(診療情報提供書)」のFAX送信をお願いします。
※当院専用の受診申込票がございますが、紹介元医療機関さまでご使用になられている様式でも予約できます。診療情報提供書には氏名、フリガナ、生年月日、性別、住所、電話番号、受診希望日を明記していただきますようお願いいたします。

②折り返し「受診予約票」をFAX送信いたします。
※ご希望の日時で予約をお取出来ない場合や、返答にお時間がかかる場合にはご連絡いたします。

③患者さんには「受診予約票(患者さま用)」をお渡しいただき、受診日に当院受付へ提示くださるようお伝えください。

 

 

 

 

 

 お問い合わせ先 地域医療連携課

専用FAX 0143-47-4305
直通TEL 0143-47-4304
夜間・休日の救急対応につきましては下記専用ダイヤルまでお願いします。
救急専用ダイヤル 0143-47-0990

 

 「受診依頼票」「検査依頼票」がダウンロードできます

受診依頼票 PDF:91KB Excel:48KB
検査依頼票 PDF:85KB Excel:49KB
CT・MRI造影検査依頼票 PDF:79KB Excel:44KB
経食道超音波・トレッドミル依頼票 PDF:84KB Excel:31KB
内視鏡依頼票 PDF:91KB Excel : 40KB
胃内視鏡説明書・同意書    PDF : 158KB Word : 18KB
大腸内視鏡説明書・同意書    PDF : 144KB Word : 19KB

 

「PET-CT検査依頼票」「PET-CT検査の注意事項等」がダウンロードできます

PET-CT検査依頼票 PDF:233KB Excel:37KB
検査の流れ及び注意事項等     PDF:733KB

 

地域医療連携課のご案内

地域医療連携課では、地域の先生方と当院の連携窓口として、主に前方連携に関する業務を担当しております。具体的には、ご紹介いただく患者さんがスムーズに受診できるよう事前調整を行う「事前外来予約」や、「受託検査予約」、「セカンドオピニオン」に関してのご相談、ご予約なども行っております。

<業務の内容>
1.外来診療の事前手続き
2.放射線科・内視鏡室・臨床検査科等への検査予約
3.症状の安定した患者さんを地域の先生に紹介(逆紹介)
4.セカンドオピニオンの相談・予約窓口
5.地域医療ネットワーク『スワンネット』申込み窓口 (スワンネット北海道について)

 

受付時間 平日 9:00~17:00
TEL直通 0800-800-4304(フリーダイヤル)
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