理事長・院長挨拶、副院長紹介
社会医療法人 製鉄記念室蘭病院
松木 高雪 (まつき たかゆき)
当院の歴史を紐解くと、1941年に日本製鐵(株)輪西製鐵所病院として開設され、以来70年にわたり蘭東地区の基幹病院として、広く市民に親しまれてまいりました。
1992年には新日本製鐵株式会社から独立して医療法人社団となり、2011年3月にはより公益性の高い社会医療法人として認可を受け、製鉄記念室蘭病院(347床、19診療科)を核として、サテライトクリニック知利別、介護老人保健施設「憩」、室蘭市地域包括支援センター「憩」、居宅介護相談センター「憩」、新日鐵構内の健康管理センターを運営し、それぞれが有機的に機能連携して、医療・保健・福祉の大きな総合体として地域に貢献し続けております。
2014年9月よりがん医療の充実強化を図るため放射線治療・化学療法センター・PET-CT検査を行う「がん診療センター」を開設しました。
救急医療への取り組みとして、最新鋭の心臓血管造影装置を増設して〝待てない医療〞の代表格である急性心筋梗塞等への対応を磐石なものとしております。2016年4月には災害拠点病院として指定され、今後において高度急性期・急性期医療の拠点としても、ますます地域医療に貢献できるものと考えております。
昨今は全国的な勤務医不足から、地方病院での救急・周産期医療等の崩壊も懸念されておりますが、幸いにも当院は大学関連教室のご理解、ご協力により医師確保は揺るぎなく、むしろ増員されており、研修医、看護師、コメディカルスタッフの育成も順調で、診療機能も一層向上しております。
私たち、製鉄記念室蘭病院法人職員一同は、今後も「思いやりの心を大切にし、安全で信頼される医療の提供」を目指して参ります。引き続き、皆様のご指導ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。
病院長挨拶
社会医療法人 製鉄記念室蘭病院
前田 征洋 (まえだ まさひろ)
~ 最大の役割は、「地域医療への貢献 」 ~
当院の果たすべき最大の役割は、地域基幹病院の一つとして、とくに、当院の得意とする高度専門医療・救急医療・がん医療・周産期医療などを中心に、地域医療に貢献することと考えています。地域の医療ニーズは、つねに変化し続けており、病院もそれに柔軟に対応することが求められています。幸い、意欲に満ちた、多くのすばらしい職員に恵まれており、十分にその対応力があります。今後も引き続き、地域医療への貢献を、最も重要な使命と考えていきます。
~ 「患者さんの満足度・信頼度」が、病院の評価 ~
病院に対する評価には、さまざまな要素があるかと思いますが、究極的には、患者さんが、「この病院で良かった」という「満足度」、そして、その積み重ねによって得られる、「今度、何かあった時も、また、この病院で」という「信頼度」が、重要ではないかと考えています。まず、「患者さんのためになるのか」、「患者さんの満足度、信頼度を高めることになるのか」、ということを第一に、患者さん・地域住民の視点で、当院に、なにが必要とされているかを考え続けることが大切と思っています。
副院長紹介
仙丸 直人(せんまる なおと)