整形外科など6科で常勤医増員・診療体制を強化
~新年度,法人常勤医師数は計100名に~

新年度(2025年度)4月、当院では整形外科、耳鼻咽喉科、循環器内科、呼吸器内科、小児科で各1名の常勤医師を増員、また新たに乳腺外科を開設(常勤医1名)し、計6診療科で診療体制を強化します。

 整形外科では、今年度から札幌医大整形外科学教室より常勤医が派遣されていますが、新年度から1名の常勤医が増員され(常勤医計4名)、整形外科疾患の手術・救急受け入れ体制が強化されます。
 耳鼻咽喉科では、今年度から北大耳鼻咽喉科・頭頚部外科学教室より常勤医1名が派遣されていますが、新年度から1名の常勤医が増員され(常勤医計2名)、頭頚部がんなど、より難易度の高い手術にも対応していきます。
 また、北大乳腺外科学教室から新たに常勤医1名(女性、乳腺外科専門医)を派遣していただけることになり、乳腺外科を新たに開設します。これまで当院では外科で実施していた乳がん手術などの専門性がより高まることとなります。
 内科系では、循環器内科・呼吸器内科で各1名の増員があります。循環器内科は、常勤医9名体制となり、まもなく稼働するハイブリッド手術室において実施されるカテーテル治療などへの対応も強化します。呼吸器内科は、常勤医6名体制となり、新年度から新たに増築された新外来診察室を使用し、これまでの2診から3診体制に変更、増加している呼吸器疾患患者への対応を強化します。
 また、今年度、地域の周産期医療(産婦人科)が当院に集約化・重点化されましたが、これに伴う分娩数(新生児数)、小児外来患者数の増加などに対応するため、新年度から小児科医師も1名増員され、常勤医4名(非常勤1名と併せて医師5名体制)となります。

 一方で、3診療科で常勤医師が減員となり(大学教室派遣と異なる自己都合退職も含め)、消化器内科が1名減員(常勤医9名から8名)、消化器外科が1名減員(常勤医6名から5名)、産婦人科が1名減員(常勤医5名から4名、非常勤1名と併せて医師5名体制)となります。

 当院では、近年、多数の診療科において医育大学関連教室からの常勤医師の増員、専門性の高い医師の赴任が続いており、研修医を含めた常勤医師数は直近7年間で計29名増加し、新年度4月の当法人常勤医師数は計100名となります。
 地域医療の安定的な継続に、常勤医師の確保はきわめて重要であり、当院は、地域の高度急性期・急性期医療の中核病院としての役割を果たすため、引き続き、医育大学と緊密な連携をとりながら常勤医師を安定的に確保し、着実に診療機能を強化、充実させていきます。

 2025 年 3 月 14 日

                        病院長    前田 征洋