手術室・外来診察室などの増築工事が完了
~ ハイブリッド手術室などを新年度より使用開始予定 ~

昨年(2024年)5月に着工したハイブリッド手術室を含む手術室および外来診察室などの
増築工事が2月28日に竣工しました。今後、機器搬入等の準備を進め、新年度からの使用
開始を予定しています。

当院は、これまで6室の手術室を有していましたが、ロボット支援(ダヴィンチ)手術などの器材増加によるスペース不足のため、実質5室しか稼働させられず、慢性的に手術室が不足していました。今回の増築工事により、ハイブリッド手術室の新設に加えて大型器材庫も増設することで、手術室を7室稼働させられるようになり、ハード面でも手術体制が強化されます。
手術台と心・血管エックス線撮影装置を一つに組み合わせた高機能手術室(ハイブリッド手術室)は、西胆振初となり、とくに高齢の患者さんや合併症などでリスクの高い患者さんにおいて、より低侵襲かつ最も効果的な治療の選択肢を提供していけるものと考えています。
また、近年の常勤医師増員による各診療科の充実、大幅な患者数増加により外来診察室の不足も課題となっていましたが、増築棟の2階部分に、現外来とつながる形で外来診察室を新たに4室増設し、新年度より呼吸器内科が移設する予定で準備を進めています。

当院では、今回の増築工事とは別に、大規模な施設再整備も計画しており、地域に質の高い高度急性期・急性期医療を安定的に提供できるよう、引き続き病院全体で取り組んでいきます。

2025 年 3 月 3 日

                        病院長    前田 征洋