転院前における新型コロナウイルスPCR検査導入

当院では、より安全・安心な地域医療連携を行うため、9月23日(水)より当院から他の医療機関に転院される全例の患者さんに対し、原則として転院前に新型コロナウイルスのPCR検査を実施いたします。

新型コロナウイルスに感染しながらも無症状の患者さんが他院に転院される可能性は否定できず、実際、道内においても、転院患者さんを起点とした院内感染や施設内感染例も報告されています。万が一、このようなことが起きますと、結果的に地域の医療機能を大きく低下させる要因にもなると考えられます。
とくに、当院から転院される患者さんの多くは、当院での急性期医療から、回復期・慢性期医療、療養などに移行する方が多く、高齢者の方の割合が高いのが現状です。こうしたことから、当院からの転院を受けてくださる地域連携医療機関より、より安心して受け入れるために、転院前にPCR検査を実施し、陰性確認をして欲しいとの要望が寄せられていました。
転院前PCR検査は、全国的にも、ごく限られた医療機関でしか行われていないのが現状ですが、当院の地域における役割を考えると、このような取り組みを行うことにより、安心感をもって地域医療連携をよりスムーズに行うことができると考え、検査費用を全額当院負担とし、検査を実施することにいたしました。

当院では、すでに8月5日より、1日あたり10件程度の全身麻酔手術における術前PCR検査を導入していますが、順調に運用されており、検査体制にも問題のないことから、転院前PCR検査にもその範囲を拡大することといたしました。当院から他院への転院実績からみて、1月あたり、40-50件程度の追加検査を予定しています。

現在、当院ではPCR検査を外部検査機関に委託していますが、今後は自院内でPCR検査を行えるよう体制整備を進めているところです。

今後ともご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

製鉄記念室蘭病院
病院長 前田征洋