手術前における新型コロナウイルスPCR検査導入

当院では、安全・安心な手術実施のため、8月5日(水)より、全身麻酔下の手術を行う全例の患者さんに対し、原則として入院前に新型コロナウイルスのPCR検査を実施しています。

新型コロナウイルスに感染しながらも無症状の患者さんが手術される可能性はあり、その場合には、術後の病状への悪影響が考えられるだけでなく、院内感染(クラスター)発生の起点となりうる可能性もあり、場合により、手術室や入院病棟などの閉鎖や関連スタッフの健康観察などが余儀なくされ、結果的に地域の医療機能を大きく低下させる要因にもなると考えられます。とくに全身麻酔手術では、気管挿管などで飛沫飛散(エアロゾル発生)の恐れもあり、医療スタッフの感染リスクも高いと考えられます。
これらのことを少しでも未然に防止するため、当院では検査費用を病院負担とし、全身麻酔手術の予定患者さん全員に対するPCR検査を実施することにいたしました。
当院の手術実績から、1日あたり10件弱程度を予定しています。

術前PCR検査は、全国的にも、大学病院など、ごく限られた大病院等でしか行われていないのが現状ですが、当院の地域における役割を考えると、このような取り組みを行うことにより、コロナ禍の状況下であっても、必要な手術は確実に実施していくことが、重要であると考えています。

現在、当院ではPCR検査を外部検査機関に委託していますが、今後は自前でのPCR検査体制を行えるよう準備を進めているところです。

安全・安心の手術を実施するため、今後ともご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

製鉄記念室蘭病院
病院長 前田征洋