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整形外科
診療体制
 受付時間  8時30分~11時
 診療時間  9時15分~
 電話による予約変更  0143-47-4334(15時~16時30分)

午前 小 谷
亀 田

薮 内
中 村
薮 内

小 谷
田 崎
中 村
亀 田
中 村

 
整形外科・脊椎脊髄センター・人工関節センター

副院長・整形外科長・脊椎脊髄センター長 小谷 善久
日本整形外科学会専門医制度研修施設
日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科専門医基幹研修施設

 当院の整形外科・脊椎脊髄センター・人工関節センターは、室蘭はもとより登別、伊達、洞爺、壮瞥、倶知安、苫小牧などの周辺地域や札幌を含む全道全域から患者さんが来院され、整形外科における北海道のセンター的地位を確立しました。特に脊柱変形や脊椎靭帯骨化症の治療においては、低侵襲的前方矯正固定術(OLIF)の代表的なアジアパシフィック地域の拠点である他、頚椎後縦靭帯骨化症に対する高精度ナビゲーション下の前方除圧固定術は世界的に注目される治療法となっています。当科は2013年に東北・北海道地区で初めての術中可動式CT装置(O-arm)と最新の手術ナビゲーション装置(StealthStation7)を導入し(図1)、脊椎脊髄を中心とした高精度で安全かつ合併症の極めて少ない手術治療に力を入れています。アジアパシフィック地域全域から常に手術見学者・臨床研修医師が訪れ、技術交流と教育活動を積極的に行っています。脊椎以外の上肢・下肢においても最新の低侵襲手術技術を積極的に取り入れ、患者さんに提供しています。


図1:東北・北海道初導入の可動式CT装置(O-arm)と高精度術中ナビゲーション装置(StealthStation 7)


(1)脊椎脊髄
 脊椎領域では頚椎から骨盤までの全脊椎脊髄の急性期外傷、変形、腫瘍、感染、変性疾患の保存治療と手術治療を行っています。脊椎外傷に対しては受傷早期の神経組織の保護と脊椎の安定化を目的に、先進的な脊椎インストゥルメンテーション(内固定具)による脊柱再建を行っています。(図2)
 脊柱変形は当科が特に力を入れている分野であり、地域の子供さんの脊柱側弯症に対する検診・治療(装具治療を含む)から高齢者を含む成人の脊柱バランス異常や高度の変形に対する治療を行っています。(図3、図4)
 脊椎は様々な全身のがんの転移先として頻度が高い部位ですが、放射線や化学治療のみでなく、積極的な腫瘍の摘出と脊柱再建を行うことで患者さんの QOL(生活の質)を保つことが可能です。当院では先進のFDG-PETを完備したがんセンタ―を併設しており、各科連携による高度脊椎腫瘍診断・治療を行っています。
 患者さんの最も多い一般的な腰部脊柱管狭窄症や腰椎すべり症に対しては、最先端の低侵襲手術手技を応用した、安全で皮切や出血量を最小限にした手術治療を行っています。腰椎の手術では背筋の傷害を最小限にすることが残存腰痛を低減するために最も重要であり、低侵襲式前方固定(OLIF)と皮膚からスクリューを挿入する経皮的内固定手技を中心に治療しています。これにより今まで10㎝以上の切開が必要であった脊椎固定術が4㎝弱と極めて低侵襲となり、入院期間も7-10日と短縮されています。(図5)
 これら先進的な脊椎脊髄手術を安全にご提供するために、手術中の脊髄機能を監視する脊髄モニタリング機器を使用しています。この度2016年7月これを世界最新鋭のNIM-Eclipse(Medtronic社)に更新いたしました。(図6)これにより複雑な脊椎脊髄手術の安全と確実性がさらに高まっています。


図2:脊髄損傷を伴う重度頚椎骨折に対する脊柱再建術

図3:脊柱側弯症に対する後方矯正固定術(O-arm navigation使用)
A:手術前、B:手術後


図4:成人脊柱変形に対する低侵襲的前後合併矯正固定術(OLIF, Hybrid PF法)
立位保持困難な高度腰痛と体幹バランス異常が高齢者でも低侵襲に改善されます


図5:腰椎すべり症に対する低侵襲的前方固定術(OLIF)を応用した固定術
極めて小さな切開と出血量で早期離床と退院が可能となります


図6:世界最新鋭の脊髄モニタリング装置(NIM-Eclipse、Medtronic社)により安全な脊椎脊髄手術が可能となります


(2) 上肢

 上肢には、肩関節、肘関節、手関節から手指までが該当します。
 肩の腱板損傷に対する腱板縫合術、反復性肩関節脱臼に対する関節制動術、難治性の上腕骨外側上顆炎(テニス肘)に対する手術的治療、変形性関節症に対する関節形成術や人工関節置換術、肘部管症候群や手根管症候群などの神経絞扼性障害の手術、麻痺手に対する腱移行による機能再建、腱鞘炎の治療、外傷(骨折や靭帯損傷)の手術など、多岐にわたる上肢疾患の治療を行っています。
 当院に来院される事の多い疾患としては、肩腱板断裂(肩が痛い、挙がらない)、変形性関節症(関節が痛い、動きが悪い)、肘部管症候群・手根管症候群(手先がしびれる、力が入りにくい)、腱鞘炎(指がひっかかる、痛い)、骨折や靭帯損傷などの外傷が挙げられます。肩関節周辺から指先まで、上肢が痛む、動きが悪い、しびれる等の症状があればお気軽にご相談ください。(図7-9)


図7:腱板断裂に対する腱板縫合術


図8:母指CM関節症に対する関節形成術


図9:各種上肢骨折に対する骨接合手術


(3) 下肢
 下肢領域には、股関節、大腿、膝関節、下腿、足関節、足部までが含まれます。高齢化に伴い、膝や股関節の変性・変形を来した患者さんを診療することが増えてきています。
 股関節と膝関節の変形や破壊が強い症例には人工関節置換術を行っていますが、患者さんの症状・レントゲンに合わせて様々な種類の治療を行っています。人工関節手術ではいずれの部位でも筋肉の損傷が少ない手術を行っており、早期歩行による早期退院が可能となっています(図10、11)。
 また、人工関節には長期使用により弛みが起こってくる例がありますが、当科ではそのような例に対しても骨移植などを併用した安全で確実な人工関節再置換術を行うことで安定した歩行を可能としています(図12)。
 救急では、高齢者の骨折(特に多いのは股関節周囲の骨折)や脱臼だけでなく、スポーツによる外傷(骨折、靱帯損傷、半月板損傷など)も多く、ギプスなどで治療できない疾患に対しては、骨接合術の他、靱帯再建術や半月板縫合も多く行っています。またリウマチによる痛みや変形などの患者さんの診療も行っています。


図10:筋肉損傷が少ない低侵襲的な人工膝関節置換術

図11:侵襲度の少ない前方進入の人工股関節置換術


図12:骨移植を併用した人工関節再置換術




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