肺がんQ&A

Q1.肺がんとはどんな病気か

Q2.どんな症状が出るか

Q3.どんな検査を行うか

Q4.肺がんの病期(ステージ)

Q5.再発、転移とは

 

Q1.肺がんとはどんな病気か


肺がんは年間約8万人がかかり、7万人が死亡する、がんの中で最も死亡数が多い病気です。肺がんは、肺に発生する悪性腫瘍で肺そのものから発生したものを原発性肺がんといい、他の臓器から発生し、肺に転移したものを転移性肺がん、または、肺転移と呼びます。通常肺がんといえば原発性肺がんを指します。肺がんは、早期であれば手術が最も治癒の期待できる治療法ですが、発見された時には進行している場合が多く、手術のほかに放射線治療や抗がん剤治療、さらにこれらを組み合わせた治療が選択されます。全身のがんの中では、最も治療が難しいがんの一つです。

 

Q2.どんな症状が出るか


肺がんの患者さんにみられる主な症状には、咳、呼吸困難(息切れ、息苦しさ)、体重減少、痰、血痰(血の混じった痰)、胸の痛みなどがあります。しかし、これらはがんが進行した場合に出現するため、症状が出て驚いて検査を受けると、すでにかなり進行していたというケースが少なくありません。
肺がんには特有の初期症状があるわけではなく、咳や痰などの風邪とよく似た症状がみられるため、症状だけでは肺がんかどうかを見分けることができません。症状が長引くなど気になることがある場合は、医療機関を早めに受診することが重要です。

 

Q3.どんな検査を行うか


肺がんの検査は肺がんであることを調べる検査として、胸部X線・胸部CT・喀痰細胞診 ・気管支鏡 など、肺がんの種類(組織型)を調べるとして細胞診(喀痰、胸水、気管支鏡)・病理組織診(気管支鏡、経皮肺生検)など、肺がんの進行度(がんの広がり)を調べる検査には、全身CT、PET検査、脳MRI、骨シンチ、超音波検査が用いられます。

 

Q4.肺がんの病期(ステージ)


「原発腫瘍の進展度」「リンパ節の転移の有無、範囲」「遠隔転移の有無」のそれぞれの状態の組み合わせによって、「病期(ステージ)」が定められます。
「病期(ステージ)」は、「Ⅰ期」、「Ⅱ期」、「Ⅲ期」、「Ⅳ期」の4つに分類されます。

 

Q5.再発、転移とは


治療がうまくいったように見えても、手術で取りきれていなかった目に見えない小さながんが残っていて再び現れたり、薬物療法や放射線治療でいったん縮小したがんが再び大きくなったり、別の場所に同じがんが出現することをいいます。
転移とは、がん細胞がリンパ液や血液の流れに乗って他の臓器(主に脳、骨、肝臓など)に移動し、そこで広がることです。