心臓血管外科 初期臨床研修プログラム

当院心臓血管外科は4名体制ながら、年間450例近い、手術およびカテーテル治療を行っているため、動脈穿刺やカテーテル操作などの機会は豊富です。
外科はもとより循環機内科を目指している研修医の先生にとっては大変、有意義な研修をしていただけると自負しております。
研修の基本方針として、心臓血管外科専門医認定機構の基本概念・認定基準に沿った臨床研修を行うこととしています。
心臓血管外科領域の医学的知識、病態の評価、診断と治療方針の立案(手術の適応と術式の選択)、 救急処置、術前・ 術後管理(コミュニケーション~合併症の早期発見や管理を含め、 手術手技の習得、医療安全、学究活動などできるだけ各研修医の要望に沿えるよう配慮したいと考えています。  本プログラムでは、研修医に対し研修改善を目的とした形成的評価を適宜実施し、研修終了時に研修達成度と臨床適性度を総括的に評価します。研修責任者は、研修医とその指導医とともに研修状況を評価し、研修内容の改善に努めます。

副院長、心臓血管外科長 赤坂伸之 (指導責任者)

一般目標(GIO)

・外科チームの一員として行動することができる。
・基本的な滅菌、消毒法を理解し、輸血・輸液一般、局所麻酔法について理解できている。
・標準的な待機手術の術前準備や術後管理が理解でき、指示できる。
・外科の初期治療に必要な基本的知識と技能を身につける。
・外科的診断法の基本と救急処置を中心とした外科的処置を修得する。

行動目標(SBOs)と研修方針(LS)

・他医師、看護師、臨床工学技士らと協調し、チームの一員として行動できる。
・病棟での患者の診察、創処置を適切に行うことができる。
・滅菌術着や手袋の正しい着用ができ、手指の消毒、術野の消毒、術野の準備を正しく行う
ことができる。
・循環作動薬、抗不整脈薬、抗凝固薬について知識を深める。
・虚血性心疾患、弁膜症、大血管疾患(解離、瘤)、末梢血管疾患について、各種検査結果を
総合的に判断し治療法・手術適応を理解できる。
・補助循環(IABP、PCPS、人工心肺)について、装置と適応について理解できる。
・四肢の脈拍触知を行い、所見をとることができる。
・胸部単純XP写真、胸部CTの読影ができる。
・心電図をとり、その主要所見を解釈できる。
・動脈血採血の目的と注意点を知って実施し、データを正しく理解し、判定することができる。
・末梢静脈の血管確保や中心静脈カテーテルの挿入ができる。
・胸腔ドレナージの必要性を判断し実施できる。
・血管内治療手技を理解し、第一助手として参加する。
・糸結び、皮膚縫合を行うことができる。
・大腿動静脈の剥離・露出ができる。
・下肢静脈瘤手術を術者として行うことができる。

学会活動等

・勉強会、カンファレンスの実施
・地方会や研究会での発表
・論文執筆

評価方法(Ev)

病院が定める規程による。