社会医療法人 製鉄記念室蘭病院

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診療技術部
放射線画像診断室
当院放射線画像診断室は放射線科医1名、診療放射線技師16名(うち女性技師5名)、看護師17名、看護助手3名、事務員3名で各種検査を行っています。 放射線科医である湯浅憲章医師は、肝臓がん治療の一つである肝動脈塞栓術などのIVRをはじめ、CT・MRI検査の読影を積極的にしています。
2007年4月にRIS/PACSが導入されたことで、読影レポートシステムが飛躍的に効率化されました。
また、従来から行っていた画像読影会社メディカルイメージングラボ社(北大放射線科)への画像転送での読影も行っており、必要な場合はより専門的な意見が聞けるようになっています。
また、高齢者の患者さんも安心して検査を受けられるよう、2009年5月に整形関係の撮影装置をバリアフリー化するとともに、握り棒を取り付けるなど、患者さんにやさしい環境づくりをしています。
診療放射線技師は当宿直制と血管造影および腹部超音波については待機制を取り、24時間体制で地域住民の健康に寄与しています。また、看護師は胃カメラや大腸カメラの内視鏡部門も兼務しています。
高度な医療機器とそれらを操作・読影・診断する放射線医、診療放射線技師、看護師が高度な医療技術を備え、地域住民に還元できるよう、思いやりの心を大切に毎日頑張っています。

・一般撮影

<胸部立位撮影台 FCR5500>
当院で最も使用頻度の多い装置です。
主に胸部写真の時に使われています。
<画像読み取り装置(富士メデイカルprofect)>
X線装置で撮影されたIPプレート(X線があたると電離作用を起こし画像が記憶される)を挿入するとレーザー光で画像が読み取られます。

・乳房撮影

<東洋メデック  performa>
精度中央委員会(厚生労働省)認定の装置です。
また撮影する放射線技師は全員女性で対応しています。その内2名は精度中央委員会A認定を持っているので、安心して検査を受けてもらえます。
乳房撮影時はかなり圧迫しなければ腫瘍が分からなくなる事があります。ご了承ください。

・血管造影装置

<島津製   C-vision>
狭窄している血管に、鼠径部等の動脈から細い管(カテーテル)を入れ風船で膨らませたり、ステントという金属の筒を入れたり、主に血流を広げる治療目的で使用されています。
<東芝製   Celeve>
当院循環器科の強い要望よりフラットパネル型バイプレーン装置が平成18年12月より稼動となりました。この装置は5軸構造をもち広範囲に高速な稼動が可能など大きな特色がありこのような装置は北海道で最初のものです。
同時に2方向の撮影が可能などX線の被曝量はもとより造影剤の量も大幅に減らす事が出来るなど患者様にも大変優しい装置です。もちろん画像も従来に比しゆがみもなく素晴らしいものとなっております。当院では心筋梗塞で運ばれる患者も多く、すぐに心カテーテル検査を行い梗塞部位がみつかれば直ちにステントなどを挿入し血液の流れを正常するなどの治療に大変活躍しております。

・TV装置

<日立製Cアーム prius>
主に消化器科及び整形外科での検査・治療に使用しています。
最近は胆管等に狭窄が生じた場合ステントと言う特殊な金属を挿入するなど高度な技術が要求されますが、いろいろな角度から観察可能など威力を発揮しています。

・CT装置

<東芝製   aquillion>
平成18年10月稼動。西胆振地区ではじめて納入された64列MDCTです。今までのCT装置には無いいくつかの機能があり、日常の検査はもとより緊急などにも威力を発揮しています。
この装置の特徴は①高速②高分解能③広範囲です。1回転0.4秒で0.5mmスライスの画像が64枚可能です。胸部~骨盤までの画像が10秒(1回の息止め)で出来ます。
もちろんあらゆる方向の画像が作成でき立体画像(3D)構築も容易です。
特に血管系の描出は素晴らしく今まで動きが速く描出が不可能と言われていた心臓の栄養血管(冠状動脈)も描出可能となり心筋梗塞等の早期発見に威力を発揮するものと期待がもたれています。稼動から50例(月10例程)経験し、心臓カテーテル検査とも比べ検討していますが、良い結果が得られております。検査時間も実際のスキヤンは10~20秒で済んでしまいます。
大動脈瘤解離症例(撮影時間10~20秒) 心臓冠動脈正常例:主要3枝が明瞭に描出されてます。

・MRI装置

<東芝製1.5T   Vantage>
平成18年9月より稼動。特に整形外科領域に威力を発揮しています。腰の痛みの原因となる椎間板ヘルニアや過度の運動による膝の半月板損傷など通常のX線写真では分からない場合に有用です。またこの装置はこれらの描出の鮮明化や時間短縮に加え、造影剤を使わないで血管描出ができる特徴があります。造影剤に過敏な人や腎臓の機能が悪い人でも安心して検査が受けれ、CTと共に大いに期待がもたれています。また今まではMRIの検査は音がうるさく苦痛を伴う事が多かったですが、音出る部分を真空にするなど極力音がしない機構となっています。検査中は耳栓なしで音楽を聴きながら快適に検査を受ける事ができます。
総腸骨動脈 胆管狭窄 腎動脈(区域動脈も描出できます)
脊柱管描出:椎間板ヘルニア等に威力広範囲表示可能です。

・RI装置

<東芝製   E-cam>
狭心症など循環器疾患に威力を発しています。ごく微量のラジオアイソトープが入っている注射液を注入するだけで特異的に目的臓器に集積するので患者さんに負担が少なく済みます。

・腹部超音波装置

<東芝製aplio>
1日20~30名の検査を行っています。特に腹痛などで来院された患者様は腹部のX線写真と同様に1番最初に行われています。腹痛に多い虫垂炎も90%以上(肥満などの場合は難しいケースが多い)の検出率を誇り有用な検査となっております。妊婦さんが虫垂炎を疑われた場合もこの検査で確定し手術になる事もあります。
最近では乳癌検診での乳腺エコーもおこなっており、平成18年は当院で行った30例以上の手術でも全て検出されています。
また、平成20年より10㎜以下の肝臓の腫瘍では最も検出率が良いとされる造影エコー(ソナソイド)も積極的に行い、CTで判別できない症例など、月に5~10例程行っています。

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