ピロリ菌外来
ピロリ菌外来とは
当院では、北大病院についで、道内で2施設目となる保険診療外(全額自費)の「ピロリ菌外来」を開設、2009年7月7日より診療を行っています。
ピロリ菌は、国内で約5000-6000万人の感染者がいるとされる胃・十二指腸潰瘍の原因菌ですが、この菌の感染が、胃癌の発症ときわめて強い関連があることが指摘されています。
とくに、2008年にわが国からの研究報告が世界的医学雑誌に掲載され、ピロリ菌を除菌することで、
胃癌の発症を1/3程度にまで減少させられることも明らかになりました。
また、日本ヘリコバクター学会の2009年1月に出された最新のガイドラインでも、
「すべてのピロリ感染症」を除菌することが強く推奨されています。
こうした、胃がん予防効果が明らかとなってはいるものの、保険診療によるピロリ菌の検査、除菌療法が認められているのは、胃・十二指腸潰瘍の患者さんだけとされていました。ようやく、2010年6月に、早期胃がんに対する内視鏡治療後など3疾患の保険適応が追加されましたが、残念ながら、胃がん予防目的の対象者の多くが含まれる慢性胃炎に対しては現時点でも保険が適応されません。
当院では、
胃がん予防目的の除菌を希望する方々に対し、全額自費ではありますが、「ピロリ菌外来」を開設し、胃がん撲滅の一助となるよう診療を行っています。
ピロリ菌外来 概要
◆ 対象となる方(公的医療保険外)
1.ピロリ菌感染の有無を調べたい方
2.ピロリ菌の除菌を希望される方
◆ 対象とならない方(通常の外来受診で保険適応となる方)
1.胃潰瘍・十二指腸潰瘍の患者さん(既往歴のある方も含める)
2.胃MALTリンパ腫の患者さん
3.特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の患者さん
4.早期胃がんに対する内視鏡的治療後の患者さん
外来および検査日
毎週火曜日および金曜日(週2回完全予約制):9時~9時30分
【問診・説明・検査担当医師】
消化器科・血液腫瘍内科 前田征洋 (日本ヘリコバクター学会ピロリ菌感染症認定医)
<注1>当日は食事をとらず、8時50分までに来院してください。
(尿素呼気試験あるいは内視鏡検査とも、当日に実施します。)
<注2>除菌希望の方には、処方も当日にいたします。
<注3>当日は、消化器科を含め、他科の外来は混合診療となるため、受診することができません。