心臓血管外科
当科紹介
心臓の病気では弁膜症(心臓の中にある弁の狭窄や逆流が生じたところを治す手術)や、冠動脈閉塞症(狭心症や心筋梗塞など心臓を栄養する動脈の閉塞に対し血流を良くするバイパス手術)を扱っています。また心臓や肺の機能を一時的に補助する補助循環(悪化した心臓および肺の機能が回復するまでのあいだ人工心臓、人工心肺などを体に装着する)を行います。
その他に全身の動脈、静脈、リンパ管の病気を扱います。
動脈瘤は動脈の一部がコブの様に膨れて、最後には破裂し大出血を生じます。破裂した
場合には、その50%から70%が死亡しますので早期発見、治療が重要です。次ぎに動脈が閉塞し、足が壊死になる病気があります。
静脈の病気では足のむくみやだるさ、血管痛などの不快な症状を呈する静脈瘤を扱っています。直ちに命にかかわる病気ではありませんが、女性が長いあいだ悩まれている病気ではないかと思われます。
また、リンパ管の閉塞が原因で腕や足が著しくむくんでくるリンパ浮腫に対してマッサージ、圧迫療法などを行います。 他に、若い人に多い多汗症(緊張したときに握手ができないほど手のひらから汗をかく病気) も血管外科医のあつかう病気です。
漏斗胸手術も低侵襲手術(Nuss法)を行っています。
副院長・第二診療部長 大谷 則史
日本成人心臓血管外手術によるSite Visitを受けました
2007年8月3日(金曜日)、当院はJACVSD(日本成人心臓血管外科手術データベース機構)によるSite Visitを受けました。
JACVSDとは日本における成人心臓血管外科手術のデータベースで2001年よりデータ収集開始、2007年1月現在で参加施設数151施設、登録データ数は36,000件を超えています。世界でも類をみない大規模なデータベースを目指しています。
Site Visitとは参加施設を訪問して手術台帳・病歴カルテを参照しデータ入力が適切であるかを調査しデータベースの正確性・信頼性を高める為の調査です。
今回の訪問で当院の診療録管理室の病歴管理全般について診療録の適切な管理・保管が行われている事が評価されました。
第二診療部長が「ステングラフト実施資格者」を取得しました
◆ ステントグラフト実施資格者とは
ばね付き人工血管を足の付け根から挿入するカテーテル的な低侵襲の手術の実施資格です。手術より患者の負担が少なく、手術翌日にも退院できるほどです。またこの度、保険適用になったため、アメリカで10年の実績のあるZenith社のステントを使えるようになりました。この地域でステントグラフトを行えるのは道内でも4施設位しかありません。
◆ 大谷副院長・第二診療部長からの抱負
これからもどんどん低侵襲な治療法を取り入れて、患者様に負担が少なく、安全な手術を行っていきたいです。