内科・循環器科
当科紹介
内科・循環器科は松木病院長を筆頭に常勤医師8名を有し、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、心不全、不整脈、弁膜症、大動脈疾患、先天性心疾患等の心血管疾患全般、腎疾患および高血圧、糖尿病、高脂血症等の生活習慣病を主な専門領域に診療を行っております。
当院は地域の急性期基幹病院として、急性心筋梗塞・不安定狭心症・心不全等の急性期救急医療に24時間体制で対応しているのをはじめ、虚血性心疾患を初めとする循環器疾患一般に対する先端医療の提供を目指しています。さらには高血圧、高脂血症・糖尿病に代表される生活習慣病の診断・治療、慢性期循環器疾患のリハビリテーションを効率的かつ円滑に行えるようにも努力しています。当科では、狭心症や心筋梗塞の原因となっている心臓の血管(冠動脈)の中の狭くなっているところに対する風船治療(経皮的冠動脈形成術、PTCA)、ステントといわれる金属をいれる血管内手術(冠動脈ステント留置術)を積極的に行っています。心筋梗塞の際には、迅速な診断・治療が必要とされますが、当科では専用の心臓血管撮影装置を有し24時間体制で心臓カテーテル検査及びカテーテル治療が可能であり、緊急的に手術が必要な時は遅滞なく心臓血管外科と連携をとりスムースに手術が行われています。また救命救急士、放射線技師、心臓カテーテル検査室の看護師、臨床工学士とのコミュニケーションを密にしより良い医療を提供できるようにも努力しています。心臓カテーテル検査数は年間約450~500例、経皮的冠動脈形成術は年間約160~180例、ペースメーカー手術は年間約60例前後で近年推移しており、より低侵襲な治療、更なる治療成績の向上を目指しております。記録された画像はオンラインで院内の必要な場所で随時閲覧が可能であり、インフォームドコンセントやカンファランスに有効に活用されています。心筋血流、生存心筋、心機能の評価には心臓核医学検査を、経皮的冠動脈形成術には冠動脈血管内エコー検査を積極的に行っています。
外来は予約外来3診、新患外来1診の合計4診で診療に当たっています。1日平均200名前後の外来患者さんが来院されます。心臓超音波検査、トレッドミル検査、ホルター24時間心電計、心臓核医学検査など最新の診断機器を駆使して疾患の発見・治療に役立てております。原則的に外来は予約制ですが外来受付時間外、夜間および休日については常時当番医師を配置し対応しております。また年2回ペースメーカーの専門外来も行っています。
病床は当院2階病棟及び4階病棟に救急病床(HCU)3床を含む計72床を有しており、その他重症患者はICUで集中管理、全身管理を随時行っています。当科入院患者は年間約1200人前後で、6名の常勤医師で担当しています。急性心筋梗塞は年間約80人来院・搬送され、24時間対応で経皮的冠動脈形成術(PCI)等による迅速な血行再建、急性期管理、そして回復期・社会復帰に向けたリハビリテーションに至るまで一連の治療を進めています。また、クリニカルパスを積極的に導入し、治療の標準化に向けても努力しております。
当院では、2006年末にフラットパネル搭載・バイプレーン型の最新型アンギオ装置を胆振管内で初めて導入し、冠動脈CTが可能な64列マルチスライスCTも導入しました。数年前から更新してきたRI装置、心エコー装置、トレッドミルとあわせて、虚血性心疾患の診療に必要なほぼ全ての機材が新しいものに更新され、最新の治療をすることが可能です。
加えて、当科では高血圧、糖尿病、高脂血症等を初めとする生活習慣病の診断・治療も行っており、動脈硬化性疾患の予防にも力を入れています。また、病診連携を目指し、病状の安定した患者さんは近医を紹介する代わりに、具合の悪いときにはすぐ対応できるような体制作りを目指し、今後とも努力を続けていきたいと考えております。
循環器科長 坂本 賢一